椰子の実流し 今年で31回目です!
2018.07.03

「名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子(やし)の実一つ」--。

島崎藤村(1872~1943年)の叙情詩「椰子の実」創作の「舞台」となった渥美半島・伊良湖岬がある愛知県田原市の有志が取り組む「ヤシの実流し」が今年で30年を迎える。「遠き島」に見立てた沖縄・石垣島の沖から流したヤシの実は、
これまでに長崎県や宮崎県、鹿児島県など九州各地の海岸にも漂着。
「椰子の実」は、伊良湖岬に滞在した民俗学者、柳田国男から恋路ケ浜に流れ着いたヤシの実の話を島崎が聞き、
創作したとされる。この逸話から、地元有志が88年、町おこしの一環としてヤシの実流しを発案。

現在は地元の観光をPRする「渥美半島観光ビューロー」が毎年、フィリピンで買い付けた100個前後を石垣島の沖から流している。
「拾った」という連絡がない年もあるが、これまでに3379個を流し、黒潮に乗って太平洋側を中心とした日本各地の海岸に計142個が流れ着いたことが確認されている。拾った人には、市名産のイチゴを贈ったり、抽選で数人を田原市に招いたりしてきた。今年は17日に110個を流す予定で、観光ビューローの河合郁朋・事務局長代理は「宝物を探すつもりで海岸を歩いてもらえたら」と呼びかけている。
【6月16日 八重山毎日新聞より】

毎年、この時期に合わせて椰子の実流しが行なわれています!今年で31回目となり、
今年は115個の椰子の実を海に投げ入れたそうです。
この為に石垣島を訪れていた田原市の皆様もマドンナハーリーに参加し、大会を盛り上げて頂きました♪
合わせて来島していた山下政良(やましたまさよし)田原市長にもラジオ出演していただきました!

秘書のかわいまりこさんより椰子の実流しの様子のお写真を頂きました。